有馬記念2016 血統評価その2~シュヴァルグラン・マリアライト他~
今週は今年の総決算となる有馬記念でもありますし
今回は有馬記念出走予定馬1頭1頭の血統評価をしていきます
2回に分けて掲載していきますが今回は出走予定馬の馬名順でシから始まる8頭
ここには前走ジャパンカップ3着のシュヴァルグラン
今年の宝塚記念勝ち馬マリアライトの名前もあり
既にアップ済みのその1は↓↓
有馬記念2016 血統評価その1~キタサンブラック・サトノダイヤモンド他~
それではいってみよ~
まずは参照になると思うんで過去10年の有馬記念の血統傾向を
コンテンツ
有馬記念過去10年1~3着馬の血統
これも参考にしながら各馬の血統評価をしていきます
昨年と一昨年のところを赤枠で囲ってますが
これは14年夏に中山競馬場が路盤改修を行っているのでそれ以降を強調する意味で
というのも改修前と改修後では有馬記念が行われる中山2500mの血統傾向に変化がみられるのもあるんで
あとはジャパンカップの記事で書いた
ジャパンカップ2016 キタサンブラックが支配するレースでの注目血統
今回もキタサンブラックを中心にレースは流れそうですし
人気馬であるだけにそのレースを支配するという意味でもやはり注目になるはずで
記事を読み返す必要はあるんじゃなかろうかと
シュヴァルグラン
父ハーツクライはサンデー系種牡馬
元々延長臨戦が得意な種牡馬なんで前走2400mから100mとはいえ延長になるのは良さそう
そしてトニービンを内包した種牡馬ですが
キタサンブラックが先行=レースを支配した近走ではトニービンの血を持つ馬がよく馬券に
実際シュヴァルグランは今年の天皇賞春とジャパンカップで共に3着
ただ気になるのは改修前と改修後の中山2500m成績でありまして
路盤改修前12年~14年4月までのハーツクライ産駒の中山2500m成績が【2.4.0.7】複勝率46.2%
路盤改修後14年12月以降のハーツクライ産駒の中山2500m成績が【1.4.1.18】複勝率25.0%
ご覧のように改修後の成績がガクンと落ちてるのは気になるところ
母方のミスプロ系×ヌレイエフはバランスの取れた配合
デニムアンドルビー
父ディープインパクトは14年に産駒のジェンティルドンナが勝利
但しこれは出走馬16頭中7頭がディープインパクト産駒でのものだけに・・・
そして昨年は1頭も馬券に絡めず
路盤改修前12年~14年4月までのディープインパクト産駒の中山2500m成績が【0.2.1.11】
路盤改修後14年12月以降のディープインパクト産駒の中山2500m成績が【3.0.4.17】
改修前より好走率も上がり尚且つ勝ち切れるようになってるんで悪くはないんでしょうが・・・
母父キングカメハメハはキングマンボ系で母父キングマンボ系は改造後の中山2500mで成績抜群
さらに母母父がヌレイエフでサドラーズウェルズと4分の3同血
キタサンブラックが支配するレースで勝ったディープインパクト産駒は
いずれも母父エルコンドルパサー
このエルコンドルパサーはキングマンボ×サドラーズウェルズという配合
母方の配合はこの配合にかなり近いものが感じられます
そして近親にはトゥザヴィクトリー、トゥザグローリー、トゥザワールドと有馬記念好走馬がズラリ
ヒットザターゲット
父キングカメハメハは14年に産駒のトゥザワールドが2着
路盤改修前12年~14年4月までのキングカメハメハ産駒の中山2500m成績が【2.0.3.20】
路盤改修後14年12月以降のキングカメハメハ産駒の中山2500m成績が【1.3.3.16】
なかなか勝ち切れてませんが好走率は改修後のほうが高くなっております
母父はグレイソヴリン系でその奥の母方はスピード持続力ある血筋
マリアライト
父ディープインパクトは14年に産駒のジェンティルドンナが勝利
但しこれは出走馬16頭中7頭がディープインパクト産駒でのものだけに・・・
そして昨年は1頭も馬券に絡めず
路盤改修前12年~14年4月までのディープインパクト産駒の中山2500m成績が【0.2.1.11】
路盤改修後14年12月以降のディープインパクト産駒の中山2500m成績が【3.0.4.17】
改修前より好走率も上がり尚且つ勝ち切れるようになってるんで悪くはないんでしょうが・・・
母父エルコンドルパサーはキングマンボ系で母父キングマンボ系は改造後の中山2500mで成績抜群
この馬自身キタサンブラックが先行=レースを支配した近走(宝塚記念)で勝利
同じくキタサンブラックが先行=レースを支配した大阪杯でも
ディープ×エルコンのアンビシャスが勝利しておりレース質はこの馬に向きそうな予感
マルターズアポジー
父ゴスホークケンは朝日杯フューチュリティステークス勝ち馬で米国型ノーザンダンサー系種牡馬
母方もエーピーインディ系にロベルト系なんでかなりパワーに長けた血統構成
そのエーピーインディはボールドルーラー系でもあるんですが
昨年は2・3着馬が母方にボールドルーラーを持ってました
まあそれはいいんでしょうが・・いかんせんパワーに寄り過ぎの感は否めず
ミッキークイーン
父ディープインパクトは14年に産駒のジェンティルドンナが勝利
但しこれは出走馬16頭中7頭がディープインパクト産駒でのものだけに・・・
そして昨年は1頭も馬券に絡めず
路盤改修前12年~14年4月までのディープインパクト産駒の中山2500m成績が【0.2.1.11】
路盤改修後14年12月以降のディープインパクト産駒の中山2500m成績が【3.0.4.17】
改修前より好走率も上がり尚且つ勝ち切れるようになってるんで悪くはないんでしょうが・・・
母父Gold Awayはヌレイエフ系で母母父がミスプロ系でバランスは取れてる印象も
ミッキークイーンと同じディープ×ヌレイエフ系の活躍馬と言えば
マーティンボロとアルバートドック
つまりやや距離の壁というのがありそうな配合にも思えるので2500mがどうか?
ムスカテール
父マヤノトップガンがロベルト系種牡馬
路盤改修前12年~14年4月までのロベルト系種牡馬における中山2500m成績が【1.1.1.25】
路盤改修後14年12月以降のロベルト系種牡馬における中山2500m成績が【3.6.1.25】
比べると明らかに改修後のほうが成績がアップしてますね
母父サンデーで母母父は欧州の異系血統
ロベルトは魅力ではあるもののさすがにねえ
ヤマカツエース
父キングカメハメハは14年に産駒のトゥザワールドが2着
路盤改修前12年~14年4月までのキングカメハメハ産駒の中山2500m成績が【2.0.3.20】
路盤改修後14年12月以降のキングカメハメハ産駒の中山2500m成績が【1.3.3.16】
なかなか勝ち切れてませんが好走率は改修後のほうが高くなっております
前走2000mからの延長臨戦になりますが
1600m→2000mの延長臨戦だった函館記念と福島記念は反応出来てますね(3着と1着)
母父グラスワンダーは有馬記念勝ち馬でロベルト系
スポンサーリンク
おすすめ記事
コメント
-
2016年 12月 24日トラックバック:たび☆めし☆うま BLOG
この記事へのコメントはありません。